ゲーム開発において、最も多くの時間を費やすのはどこでしょうか? ロジックの構築、UIの調整、それとも膨大なアセットの制作。通常、これらには月単位の時間が必要ですが、今回はAntigravityを筆頭とした「AIチーム」を味方につけることで、驚異的なスピードで「ニチモン」の中核システムが組み上がるまでを振り返ります。
麻雀牌を「文字」で書くところから始まった
プロジェクトの始まりは、非常にシンプルな一言でした。「麻雀ゲームを作って」。
最初、Antigravity(AI)が提示したのは、麻雀牌を[一萬][二索]といった「文字」で再現した、極めて質素なプロトタイプでした。しかし、そこからの進化が凄まじかったのです。打牌、自摸、そして複雑怪奇な麻雀のルールである「和了(ロンツモ)」の判定ロジックまで、ほんの数回の対話だけで実装が完了。開発の第一歩がこれほどまでに軽やかだった経験は、過去にありませんでした。
数分で立ち上がるインフラ:ログイン会員機能の即時実装
ゲーム作りにおいて、どうしても避けられない「面倒な部分」があります。会員登録やログインといった認証システムです。本来なら慎重に時間をかけるべき場所ですが、ここでもAIが活躍しました。ものの数分で堅牢なシステムが組み上がり、私はすぐにゲームの「面白さ」に関わる部分の作り込みに戻ることができたのです。この「本質に集中できる」感覚こそ、AI開発の最大のメリットかもしれません。
アバター開発の黄金ワークフロー:ImageFX Gemini Antigravity
本作「ニチモン」で最もこだわった機能の一つが、自分自身の分身となるアバターシステムです。ここには3つのAIと、人間の手によるハイブリッドなワークフローを構築しました。
Step 1: ImageFXによる「ベースの創造」
まず、GoogleのImageFXを使用してアバターのベースとなるボディ画像を生成しました。ImageFXの素晴らしい点は、一度に4パターンのバリエーションを出力してくれる効率の良さです。そこから最高の一枚を選び出し、背景透過処理を施すことで、私たちの「命」の器が完成しました。
Step 2: Geminiによる「ディティールの量産」
次に、生成したベースボディをGeminiに見せ、「このアバターに合う目を十個生成して」とオーダー。一枚の大きな画像に様々なパターンの瞳が並ぶシートが生成されました。これを画像編集ソフトで丁寧にバラし、一つひとつ透過処理していく。AIの生成能力と人間の「磨き上げる手作業」が一つになった瞬間です。
Step 3: Antigravityによる「生命の吹き込み」
最後に、バラバラのパーツをシステムとして統合するのがAntigravityの役目です。単に画像を表示するだけでなく、サイト上でパーツのサイズや位置を微調整して登録できる、高度な管理ツールを実装しました。
驚いたのはここからです。私が「一括登録もしたい」、さらには「登録したアイテムの色違いも生成したい」と頼むと、AIはすぐさまそれらの複雑な機能をコードの中に書き加えました。これにより、膨大なアイテムバリエーションをボタン一つで管理できる「最強のアバター基盤」が誕生したのです。
結び:AIは「想像力の限界」を突破させるツールである
麻雀の基本的な打ち牌から、こだわりのアバター色違い一括登録システムまで。これら一連のプロセスは、常に私の「やりたい」という熱い気持ちをAIが即座に受け止め、拡張し、形にするという連動によって支えられました。
「アイデアはあるけれど、形にする手段に迷っている」もしあなたがそう思っているなら、ぜひAIという心強いパートナーの力を試してみてください。ニチモンのアバター機能も、これからさらに豊かなアイテムを揃えていく予定です。AIと共に創り上げるこの世界の進化を、ぜひ楽しみにしていてください!

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